2013年5月11日。再び登場の阪堺電軌「モ161形」。
今回は結婚式の二次会で2時間強の旅が行なわれました。
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♥ 愛の行先ウェルカムボード ♥
今回のご依頼は、先日阪堺電軌での宴会列車を企画なさったS氏のご紹介で、
近鉄をこよなく愛する新郎と、「結婚式までは好きにさせてあげます」という新婦。
お二人の結婚式の披露宴二次会をS氏が幹事として取り仕切られるということで、
再びイベント用ウェルカムボード製作のご依頼をいただいた次第です。
・リクエスト内容は、
「近鉄の行先板風のデザインで“ことぶき”+新郎新婦のお名前」。
そして、大きさは原寸大でということでした。
・そしてなんと、現物のお写真をメールに添付してくださり(右写真)、さらには現物の寸法もしっかり測ってきて報告してくださるという手際の良さで、きっちりと正確な寸法を知って進めることができました。
・電車に装着していると大きく見えないですけど、結構大きいんですよ。縦60cm、横45cmでした。でもこの大きさ、ウェルカムボードとしては結構インパクトがあるくらいの、とてもいい大きさです。
・この画像の「急行」の部分を「ことぶき」に、そして各・駅名を新郎新婦のお名前に置き換えます。
・いつものように、デザインの配置・適用作業が終わり次第、メールにて画像を添付してお送りします。微調整したいところ、色合い、その他、確認しておきたいことは何でもこの段階でお聞きします。
・今回の行先板は一番下の中央部分に▲の切欠き(プレートを固定するものですね)があったり、手持ち穴が上の方にあったりするので、その加工についても打ち合わせして、しっかり再現することを話し合いました。(ここでもキッチリ寸法を報告してくださった!)。文字のフォントについては「近鉄で使用していたフォント」を弊社で持ち合わせているわけではないので、雰囲気の近いものでご理解いただきました。
◆ついに完成!行先板ウェルカムボード!
・今回、ベースに使用したプレートはアクリルではなくて「アルミ複合板」。薄いアルミの層2枚の間に硬質樹脂が挟まれている板で、丈夫で軽量であることが特徴のプレートです。
・この板に、ラッピングして出来上がったのが右の画像のウェルカムボード。日本海ファクトリーの事務所内で完成記念に撮影しました。そして、うちの社長がこっそりS氏に了解を得て裏側にサプライズでサービス施工したのが「鮮魚列車」。こちらは、知る人ぞ知る近鉄名物列車なんですよ。社長曰く、「近鉄ファンやったら絶対喜んでくれはるで」ということで・・・。(まったく、遊び好きな社長です。)
◆ウェルカムボードのお届け先は・・・
・今回ちょっと面白かったのはお届け先。
近鉄上本町駅にほど近い、鉄道バー「駅」に届けてほしいとのこと。鉄道好きの人にはたまらない、マニアックな話題で盛り上がれるお店・・・(だと思います。笑)。
・なぜこのお店がお届け先になっていたのかというと、そこでお披露目会をすることになっていたからだそうです。そこには他にも近鉄行先板(本物)があるそうで、クオリティーを比べて(恐・・)楽しんでいらっしゃったのだとか。まぁ、作り立ては使い込んだプレートのような“年季の入った本物感”には欠けますね~。でも、喜んでくださったようで、一安心でした。
***鉄道バー「駅」の駅長さんのお写真はこちら
当日の「二次会」でのウェルカムボードは・・・
・阪堺電軌モ161形を使用した結婚式の二次会が始まる前、出発前の恵美須町駅でウェルカムボードを掲げ、記念撮影してくださいました。お二人とも幸せそうですね!花嫁さんのこの笑顔を見る限り、これからも適度な鉄趣味は許してくれそうですね~。
・和やかな雰囲気で5月11日17:32に貸切り列車が出発しました。どこで聞きつけたのか、鉄道ファンの方々が沿線で写真を撮りながら「おめでとうございま~す」と声を掛けてくださったんだとか。いい光景ですね。マナーが取りざたされる昨今の撮り鉄さんたちですが、こういう温かな話を聞くとホッとしますね!
・列車は19:51に恵比寿町駅に戻り、夢のようなひとときが終わりました。
そのひとときの演出に一役かうことができて光栄でした。
コメント
近鉄の行先板をウェルカムボードに★阪堺電軌モ161形で結婚式二次会! http://t.co/jAwqOn3ZZw
“近鉄の行先板をウェルカムボードに★阪堺電軌モ161形で結婚式二次会! | 鉄道デザインの作品ギャラリー” http://t.co/Xd0lHpWBZr
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