ある時、プラレールについてちょっと気付いたことがありました。
当たり前と言えば当たり前ですが、売っているのは現役の車両ばかり。
僕が夢中で追いかけた学生時代のヒーローたちはいずこへ・・・。
と、そこで気になったのがオークション。
いろいろプラレールを見ているととっくに絶版になったレアものなどがある!
そんなわけでちょっと購入してみました。ヤフオクのサイトには「プラレール」というカテゴリーがちゃんとあります。そこで、「まとめて」とか「大量」、「処分」なんてキーワードで検索し、絞込みしてみつくろいます。いわゆる「ジャンクまとめ買い」というやつです。
◆その中に入っていた気になる車両がこちら。⇒ ⇒ ⇒
【東海道・山陽新幹線の300系】です。
それにしても、まるで車両火災にでもあったかのような、ボディーが溶けちゃった300系プラレール車両。いったいどうしたというんでしょうね。
私も、子どもの頃に消しゴム等をプラスチックに密着させたまま放っておくと、表面が溶けちゃった経験がありますが、そんなところでしょうかねぇ。あるいは、ストーブのそばで・・・・とか。
まぁ、とにかくこのままでは遊ぶ気にもならないので、大手術をすることにしました。やってみないとわかりませんが、削るだけで表面が平らになるかもしれませんし、状態が深刻だとパテ埋めをしないといけないかもしれません。では早速やってみることにしましょう。
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◆まず用意するもの◆
材木などをやすり掛けするときに使う「電動サンダー」という道具と「専用サンドペーパー480」。
では早速少し削ってみます。
あまり粗いペーパーだと削りすぎてしまうのと、傷が深くなるので今回は中目の480で。
◆休みながら少しずつ研磨しよう◆
ここまでは思ったよりいい感じです。表面のガタガタした部分はけっこう削れて平らになってきました。
ただ、勢いよく削りすぎて熱を持ったのか、削った粉が再び溶けてくっついているような? ここでやってみてわかったことは「休みながら、熱くならないように少しずつ削ると良い」ということです。
◆削りすぎに注意しながら・・・◆
サンダーを強く当てていると削りすぎますから気を付けて作業します。というわけで、今度は電動サンダーのスイッチをこまめにON-OFFしながら、熱を持たないように少しずつ削っていきます。でも、いくらかボディーが薄くなるぐらいまで削るといいと思います。目安になるのは元々ドア部分などにある”スジ”。これが消えてなくなったらちょっと行き過ぎですよ(笑)。その少し手前くらいなら何とかなります。
右の写真にあるようにもう一度 “すじ” を付けなおせばいいんです。それでそのラインをもう一度作り上げていきます。用意するのはアクリルカッターです。
アクリルカッターというのはその名の通り、アクリル板などをカットする 道具です。同じ部分を何度も刃でひっかくようにして削り取り、溝を掘るように使います。すでにある溝に刃を当てて、適度になぞるだけ。使い方は簡単ですね。
ここまでの作業、いかがでしょうか?
ドアの枠のラインと同じようにしてその他の「浅くなってしまったライン類」も溝を掘りなおします。
アクリルカッターはとても安価でありながら役立つ道具ですから持っておくといいですよ。
◆次は窓の処理をしよう◆
ここまで、【1】表面を電動サンダーで削り、ほぼ平面の状態にし、【2】デザイン上の溝を引き直しました。
次は、サンダーで削った際に出た削り粉が窓穴に付着したものや、
その前から溶けて変形した部分などを整形したいと思います。
変なたとえで恐縮ですが、ようやくニキビ治療が済んでお化粧を始めてみようかという感じ。
そして、これから始めることは不要な眉毛を抜いたりする感覚と似ているかも。
窓枠をじっと目を凝らしてみてみると、けっこうプラスチックの「バリ」が出ているんです。
ですからそれを取り除いていきたいと思います。
用意するものはクラフトナイフ、またはカッターナイフ。
「バリ」と言っても金属などではなくて、薄く張り出たプラスチック。カッターでその部分だけ慎重に削り取っていきます。
さて、これからハリツヤのあるお肌へ!
ここからは以前ご紹介した プラレールを磨き上げる!鏡面コンパウンドの技! の磨き技に入っていきます。
電動サンダーで磨いたようなボディー、いくら磨いてもダメでしょう? って思いそうですが、そんなことないんですよ。
ここから先はまたいつかご紹介できたらと思います。
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